デジタル映像制作において、「画像サイズ(ピクセルの縦横の数)」は編集・グラフィック作成、圧縮、方式変換などの作業に大きな影響を与えます。現在、テープ、動画ファイル、静止画ファイルとさまざまなフォーマットがあります。そこで今回は代表的な動画メディアの画像サイズについて調べてみました。(プログレッシブは省略)
DV以外は全て16:9のハイビジョンサイズです。(ピクセルは画素の最小単位、YUVはここでは無視してください)
| フォーマット | pixel | YUV | 映像記録レート(Mbps) | |
| DV | 525/60i (NTSC) | 720 x480 | 4:1:1 | 25 |
| 625/50i (PAL) | 720×576 | 4:2:0 | ||
| HDV | 1440×1080 | 4:2:0 | 25 | |
| DVC Pro HD | 1080/60i | 1280×1080 | 4:2:2 | 100 |
| 1080/50i | 1440x1080 | 4:2:2 | ||
| HDCAM | 1440×1080 | 4:2:2 | 144 | |
| D5 | 1920×1080 | 4:2:2 | 235 | |
| XDCAM | MPEG HD422 | 1920×1080 | 4:2:2 | 50 |
| MPEG HD | 1440×1080 | 4:2:0 | 35 | |
| P2 | AVC Intra 100 | 1920×1080 | 4:2:2 | 100 |
| AVC Intra 50 | 1440×1080 | 4:2:0 | 50 | |
| AVC HD | 1920×1080 | 4:2:0 | 最大24 | |
| 1440×1080 | 4:2:0 | |||
「1920×1080」と「1440×1080」、縦方向のピクセルは同じ数ですが、横方向のピクセルが異なります。なのに縦横のアスペクト比はどちらも16:9です。その訳はピクセルの形状です。
「1920×1080」のピクセルは正方形で、16:9になります。一方、「1440×1080」などのピクセルは横長方形で、16:9のアスペクトを作ります。画素がたくさんあるほうが、理論的に詳細な映像を描画できます。
報道で使用しているHDCAMは、フルスペックのハイビジョンと思われがちですが、その記録方式は「1440×1080」の長方形ピクセルです。ただし、SDIというデジタル信号で出力にする際に、「1920×1080」に変換しています。(HDCAMの上位フォーマットであるHDCAM-SRは「1920×1080」で記録します。)
同じハイビジョンでも画像サイズやYUV(詳細は後日)、データの転送レートなどさまざまな違いがあります。DNGの現場で柔軟に対応するには、必要不可欠の知識かも?
では、なぜこれほどの規格が存在するのでしょう?
個人的に考えた結果・・・ 「より高い圧縮率と映像の美しさ、その両立」
ノンリニア編集機がデジタル化されて以来、データ容量と処理能力、そして映像のうつくしさを両立させようと、多種多様のフォーマットが生まれ、日々進化しているのです。
「圧縮しても美しい映像」の話は、また次回に調べてみます。

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