ファイナルカットプロのデータは、そのまま使い続けると次第に肥大化し、ハードディスクの空き容量が減ってしまいます。個人的にノンリニアにおけるハードディスク空き容量の理想は、25~50%と思っています。とくにレイドを組んでいないMacBookProなどの場合はハードディスクの空き容量は、編集動作にも大きな影響を与えます。そこで重要になるのが、取り込んだり、生成したりしたデータのメンテナンスです。今回はファイナルカットプロにおけるデータファイルの構造を見ながら、その整理、つまりハードディスクのお掃除について考えてみます。
FinalCutProのデータは大きく分けて、次の3種類になります。
- 設定データやテンプレートなどアプリケーション動作に関わるファイル
- 取り込んだ動画や音声、静止画のファイル
- 編集作業によって生成されるファイル
データのメンテナンスを行うファイルは2と3です。ファイナルカットプロをデフォルトでインストールすると「Final Cut Pro Documents」というフォルダが生成され、その中に6つのデータ保存用フォルダができます。
実際にを見てみます。(古いOSですが…)

- Audio Render Files 音声加工のレンダリングデータ
- Autosave Vault プロジェクトの自動保存データ
- Capture Scratch 取り込んだクイックタイムのフォルダ
- Render Files 映像加工のレンダリングデータ
- Thumbnail Cache Files サムネイルのキャッシュデータ
- Waveform Cache Files 音声波形のキャッシュデータ
編集を進めていくと、これら6つのフォルダ下にプロジェクト名称ごとにフォルダが生成され、データが溜め込まれていきます。2と3以外は、再生成可能なデータですので削除しても問題ありません。ただし、レンダリングデータは再びレンダリングが必要になります。長時間要するレンダリングのデータは不要になるまで削除しないほうが良いです。
2は編集データのバックアップですので、編集が終われば、削除して問題ありません。
3には取り込んだ素材データであるクイックタイムのファイルが保存されますので、これを消すと動画・音声のデータが失われます。プロジェクトを開くと「オフラインメディア」という表示になります。不必要になるまで削除は禁物です。
←このアイコンがクイックタイム、取り込んだデータです。
ハードディスクの容量が足りなくなったら、まず1、5、6、2、そして4。最終手段として3を整理します。2は自動バックアップのデータなので、編集作業が終了していれば削除しても問題ありません。
整理する際に重要なのが、ファイナルカットプロで新規プロジェクトを作ったら、すぐに名称をつけて保存することです。名称未設定のままだと、どのフォルダにどのプロジェクトのデータが入っているのかが分からなくなり、結果ハードディスクの容量不足の際にデータを削除できなくなります。

「名称未設定プロジェクト1、2、3」と増えていくだけです。事前の整理整頓が追い込まれたときに助けてくれます。
4のRender Files内に「Constant Frames」というフォルダがありますが、削除しても問題ありません。再起動すると再生成されます。
3のデータ整理の方法として、ファイナルカットプロで使用していない部分のデータのみを削除することも出来ます。またの機会にご紹介します。

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