第40回「番組技術展」

NHK放送センター正面玄関で第40回「番組技術展」が開かれました。報道に関係しそうなものを簡単にご紹介します。

ファイル転送可能なスキップバックレコーダー(大阪局)
奈良局、神戸局、京都局、和歌山局、大津局でのスキップバックを大阪局がリモート操作し、スキップバック映像のMPEGファイルを公衆インターネット回線ダウンロードできるものです。地震トリガーの何秒前、何秒後まで収録するかもわかりやすいGUIで設定できます。大阪局では2010年の7月にこのシステムを放送に利用したそうです。
本体の入力が2系統あり、余っている1系統に他の映像も入力でき、マニュアルレックでMPEGファイルに変換でき、転送できるそうです。Nデジは切れたけれども公衆インターネット回線は生きている場合は伝送手段にもなるかもしれません。
全国に配備され、さらに自動転送できれば、より速く放送につなげられるのではないでしょうか。

ランドマーク・スーパー「スカイマップ」(放送技術局 制作技術センター/技術局)

スカイマップ
個人的に一番魅力的なものです。ヘリの空撮スルー映像に地名や駅名、主な道路などをリアルタイムで地図のように表示するシステムです。伝送される映像と飛行データ、カメラデータを処理し、日本中で利用可能です。中継車の移動体の位置情報も表示可能です。リアルタイム処理のため生放送にも使用できるそうです。
事件事故など映像を見るだけでは把握しにくいものも、また夜間で見えにくいものなど、緊急報道の際に位置情報を把握するのに役立ちそうです。現場に一刻も早い導入を期待します。

ニュースアーカイブス統合検索システム(技術局/ライツ・アーカイブセンター/放送技術研究所)

次世代アーカイブス
音声データからテキストデータに変換する音声認識技術を利用した検索システムで、NHKアーカイブスに保存されているニュースの同録に検索キーワードなどを付加するものです。また、検索と同時に動画参照、素材試写も可能な統合検索システムです。もちろん、発注も可能です。
デモでは1万件のデータを対象に行っていました。この規模であれば、検索に要する時間も実用的でした。今後の課題は本番運用での検索スピードだそうです。

他にも、デジタルワイヤレスモニターやアナウンサー向けの地震訓練シミュレーター、超高感度HDカメラなどが展示されていました。岡山局の製作費1万円以下のHDVカメラ用楽々レールなんてものもありました。

詳細はこちらを参照してください。

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