フルハイビジョンテレビの画角は、「1920×1080」の画素で構成されます。
それぞれの画素のカラー信号をRGB、8ビットで表現すると、
1920(横ピクセル数)× 1080(縦ピクセル数)× 3(3色)× 8(ビット/色)
×29.97(フレーム/秒)≒1.4Gbps(ギガビット/秒)
という莫大なデータ量になり、記録・伝送・信号処理などに大きな負担がかかります。
実際は、サンプリングとデータ圧縮という技術により10分の1以下にデータ量が縮小されています。
人間の視覚は、明るさ(輝度)には敏感ですが、色(色相・彩度)には比較的鈍感と言われています。この特性に基づいて、輝度のデータを維持しながら、色のデータを間引く方法がサンプリングです。様々なカタログなどのYUVによく記載されている「4:2:2」や「4:2:0」が色の間引き方を示しています。
SONYの業務用カメラシリーズ「MPEG IMX」のサイトに理解しやすいイメージ付きで紹介されています。
アップルのPro Res 422 の「422」はYUVのことです。ということは、Pro Res 444 は色差を間引いていないことになります。そのままの映像を見ても422と444の見分けはほとんど不可能ですが、映像を加工する場合は大きな差となります。例えば、クロマキー合成です。緑色などをバックに撮影して他の映像を緑色の背景に置き換えるものです。つまり緑色のデータが決め細やかでなければ、きれいに合成できないのです。

ただ、趣味で楽しむ程度なら、Pro Res 444 は全く必要ありません。
Final Cut Pro X は、ハイエンドユーザー向けなのか、ホビーユーザー向けなのか。考えてしまいます。

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