Final Cut Proがバージョン7からX(テン)になり、機能や編集操作など一変しました。何がどう変わり、何ができ、何が必要になるのか、FCP Xについてシリーズでご紹介します。まず、インストールから。
Final Cut Pro Xをインストールする方法は驚くほど簡単です。App Storeを起動、Final Cut Pro Xを探して購入するだけで自動的にインストールしてくれます。価格は¥26,000-です。ただし、APPLE IDが必要でクレジットカード支払いになります。
ダ ウンロード後、自動でインストールが始まります。インストールが完了したら、ソフトウェアアップデートを行います。Sound Track Proに付属していた著作権フリーの音源や数種類のコーデックが追加されます。これで作業は終わり、念のため再起動します。あとはDockのアイコンをク リックするだけですが、DockにあるFinal Cut Proは自動的にFCP Xに置き換わります。旧バージョンのFinal Cut Studioのアプリケーション群は「Final Cut Studio」フォルダが新規に生成され、その中に自動的に格納されます。もちろん前のバージョンも従来どり使用できます。
FCP Xのフォルダ構造は大きく変わりました。全てのファイルがムービーフォルダの中に自動生成される「Final Cut Events」で管理されます。このフォルダ内にあるプロジェクトのみがFCP X起動時に読み込まれるプロジェクトになります。Final Cut Eventsフォルダにないものは読み込みません。旧バージョンではプロジェクトのアイコンは何処にあろうが、メディアがリンクしていれば、編集できまし たが、FCP XではUI上でプロジェクトを管理するシステムに変更されました。これはiPhoneやiPadのiOSの概念に近いものです。必要なくなったプロジェク トは、Final Cut Eventsと同じ階層に新規フォルダ「Final Cut Events Not in Use」を作成し、不要なイベントフォルダを移動すれば、FCP Xに読み込まれずにすみます。Final Cut Projectsも同様です。移動する際はFCP Xを起動させないでください。
FCP Xは、ベースバンドの入出力機能がなくなりました。ポジティブに解釈すれば、ファイルベースに特化されたのです。ベースバンドの入出力は、サードパティ製品に付属する I/Oアプリケーションが必要となります。AJAのKONAやioEXPRESSで動くVTR Xchange、もしくはBlackmagic DesignのMedia Express3です。テープに焼く場合は、FCP Xでシークエンスをファイルに書き出さなければなりません。



コメント