HD-SDIとHDMIとドロップとPC

私たちが普段使っているHDCAM編集機は、HD-SDIという信号で映像がやりとりされています。1本のケーブルでハイビジョン映像と音声(規格としては16チャンネル)とタイムコードなどを多重伝送できる規格です。アナログ時代は映像のケーブルと音声のケーブルとTCのケーブルと何本ものケーブルが必要でした。1本のケーブルで多重伝送できるのは画期的なことです。

実際のHDCAM編集機は、音声を別ケーブルでつないでいますが、これはオーディオミキサーを通すためです。REC側の音声入力設定を変更すれば、映像音声はHD-SDI1本で編集できます。

同じように映像と音声を1本のケーブルでつなげるケーブルといえばHDMIです。我が家のPS3もHDMIでTVにつないでいます。HDMIもハイビジョン映像とマルチチャンネルオーディオ(5.1チャンネル)を1本のケーブルで伝送するものです。HD-SDIがプロ用なら、HDMIは家庭用といったところでしょうか。

実はそうでもないのです。HD-SDI(High Definition Serial Digital Interface)は放送用機器の規格として生まれましたが、HDMIは放送用規格ではありません。HDMI(High-Definition Multimedia Interface)はもともとコンピュータ業界から生まれたデジタルインターフェースです。コンピュータのモニタ出力規格のDVIから発展しました。コンピュータの映像音声をテレビに出力のが目的です。さらに制御信号(ビエラリンクのように接続機器双方向のコントロールができる)も追加されました。そして、プレイステーション3やデジタルカメラ、ブルーレイなどもHDMIでテレビに出力するようになり、HDMIが家電業界のハイビジョン端子の標準になったようです。

SDI

SDIのケーブル

HDMI

HDMIのケーブル

MacではまだMac miniのみですが、日本製のPCにはHDMI端子が標準規格と思うほど採用されています。となれば、PCの画面がTVに映るわけですから、これをそのままVTRに収録したり、伝送したりと考えますが、ここで注意点です。

私たちが扱うビデオ信号はドロップフレーム、つまり59.94iです。PCのHDMI出力は一部を除きノンドロップフレーム60iです。この信号をHD-SDIへのコンバーターを使用しても、そのままではダメです。モニタのリフレッシュレートを変更するウラ技が必要になります。もし、HDMI端子を搭載したPCを持っている方は信号がドロップかノンドロップは確認しておきましょう。TVモニタは自動認識するので映像が映りますので、HDCAMの入力にさして収録できるかどうか確認しましょう。

winpc

60Hzは一般的に60i、ノンドロップを表します。

写真はHDMI端子搭載Windowsのグラフィックコンパネ画面です。ハイビジョンでデュアルモニタできますが、60Hzつまりノンドロップです。ちゃんとしたスキャンコンバーターであれば、59.94Hzを選択できます。

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