NEC は番組・CM用途向けのビデオサーバシステム「Armadia」(アルマディア)を出展していました。
5Uのサーバーユニット(RS-1000)と2Uのディスクアレイユニット(SS-1000)で構成されていて、ディスクアレイはFMD(フラッシュメモリドライブ RAID5)とHDD(RAID6)を選択でき、ひとつのサーバーユニットに最大6台まで増設可能です。サーバーには8ユニットのエンコーダーもしくはデコーダーを搭載でき、サーバーユニット1台あたり8系統のHD-SDIが扱えます。TOSHIBAの「VIDEOS neo」同様、サーバーユニット本体にベースバンドの入出力が搭載されている製品です。
コーデックはMPEG-2やAVC-Intraが選択でき、サーバーユニット間は4Gb Fibre Channelでネットワークを構築できます。拡張すれば3ポートまで搭載でき、4×3で合計12Gbの帯域を持つことができます。VIDEOS neoは1Gb×10ですのでほぼ同じ性能です。
この製品もベースバンドの入出力を合わせ持つサーバーであることから、ファイルベースとベースバンドが混在する過渡期にキーデバイスになる商品だと思います。

ただこの商品自体は新商品ではないため、今回NECは、「Armadiaの機能を強化する周辺ソフトウェア」として「Armadiaメディア・ゲートウェイ」を展示していました。DVCPRO HDをXDCAM HDに変換したりするもので、今回はArmadiaとトムソン・カノー プス社のEDIUS、AppleのFinal Cut Proとの自動ファイル転送実演を行っていました。それほど魅力を感じるものではありませんでした。
新商品として展示されていたのは、RAIDを超える拡張性、高信頼性、耐同時障害性を備えたバックアップストレージHYDRAstor(iStorage HS シリーズ)を利用したファイルベースワークフローです。「次世代グリッドストレージ」とよくわからないストレージなのですが、基本的には大容量NASサーバーのようです。最大で6.3PB(ペタバイト ペタはテラの次の単位)あるそうで、この辺りはコンピュータメーカーNECといったところでしょうか。
うまく表現できないのですが、NECはIT技術と映像技術を融合するベクトルを目指しているようでした。

コメント